フルノシステムズは11月30日、物流や小売の現場で用いる無線ハンディターミナルの新製品として「finpad 900i」を開発し、12月3日から発売すると発表した。
<finpad 900i>
年間2000台の販売を目指す。
finpad 900iは、高速無線通信規格「IEEE802.11ac」に対応。スマートフォンやタブレット端末の普及で混雑する2.4GHz帯を回避できるよう、5GHz帯にも対応しており、現場の無線環境に応じて最適な帯域を選択できる。
通信エリアは屋内で最大100メートル、屋外で最大200メートルと広範囲をカバーする。
<Bluetoothでさまざまな機器と連携>
Bluetoothはバージョン4.2に対応。長距離でバーコードなどを読み取れるロングレンジスキャナや、携帯プリンタといった周辺機器と接続・連携して使用できる。
<大型タッチパネルと独立テンキーによる入力が可能>
ディスプレイには、見やすさを追求した高精細3.7型大型タッチパネル液晶を採用。入力方式には、タッチパネルと大型独立テンキーの両方を使用できる。
動作温度はマイナス20℃~50℃、落下強度は高さ1.5m、防水・防塵規格「IP54」に対応するなど、現場で安心して使える耐環境性能を実現した。