フルノシステムズは5月13日、物流倉庫や小売店舗などで用いられるハンディターミナルのロングセラー端末「finpad（フィンパッド）」シリーズの新製品として、アンドロイドOS対応無線ハンディターミナル「finpad Ag1」を開発し、6月上旬に発売すると発表した。
＜ 「finpad Ag1」の操作の様子＞
「finpad Ag1」はスマートフォンのような直感的な操作が可能になり、アンドロイド標準のブラウザや多様なアプリケーションなどを利用できることが大きな特徴となっている。また、従来のfinpadシリーズで構築したシステムを継承して利用できる機能「マイグレーション機能」を備えており、既存のシステムにfinpad Ag1を追加する際の管理者の業務負担を軽減する。
表示部分には、3.5インチTFTカラー液晶を搭載し、情報表示量と視認性を高めている。また、静電容量方式のタッチパネルを採用し操作性を向上している。グローブをはめた状態でもタッチ操作ができ、入力作業がしやすくなった。
円筒型の大容量バッテリーを搭載しグリップ部分をスリム化して持ちやすくしたほか、静止画・動画撮影ができる高画質カメラを内蔵。Bluetoothによりモバイルプリンタや外付けスキャナなどの他社製の周辺機器とも連携する。管理ソフトウェア「finpad device manager Light」を同時にリリースし、finpad Ag1でのWi-Fi設定やアプリケーション管理、ファームウェア管理などに対応する。また、動作温度はマイナス20℃から50℃まで、防水・防塵規格「IP65」に対応するなど、現場で安心して使える耐環境性能を実現している。
販売価格はオープン、販売目標は2024年度3000台としている。
