日本郵船は11月30日、中国の大連海事大学と上海海事大学の学生計78人に奨学金を贈り、それぞれの大学で授与式を行ったと発表した。
大連海事大学の授与式は11月12日に行われ、国際的な視野を持ち社会的責任と知性ある人材に成長してほしいとの期待を込めて、42人の生徒に奨学金を授与した。
<日本郵船の髙泉中国総代表(前列左から5番目)、大連海事大学の赵友涛副校長(前列左から4番目)>
<大連海事大学でスピーチする髙泉中国総代表>
式典では、日本郵船の髙泉宏康中国総代表が「相互理解と寛容の精神こそが教育の本質であり、大学時代はそのような精神を育む絶好の機会。歴史的にも文化的にもつながりの強い日本と中国の友好関係をさらに堅固なものにするためにも、皆さんのような若い世代には面と向かったコミュニケーションを率先してほしい」と祝辞を述べた。
<高泉中国総代表(前列左から4番目)、上海海事大学の施欣副校長(前列左から5番目)>
上海海事大学では11月21日に、髙泉中国総代表から36人の学生へ奨学金が授与された。同大学の施欣(Shi Xin)副校長は、日本郵船との協力関係を振り返り、過去18年にわたる海事教育への継続的な支援に謝意を伝えた。
日本郵船はCSRの一環として2001年から両校の学生に対する奨学金制度を継続しており、授与した学生は今回で延べ1130人となった。