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サイブリッジグループ/オープン型宅配ボックスを東京23区内に設置

2018年12月07日/IT・機器

インターネット企業のサイブリッジグループは12月7日、グループのERY JAPANが開発したオープン型宅配ボックス「ERYBOX」が東日本電信電話、エヌ・ティ・ティ・ル・パルクの協力のもと、港区・中野区・杉並区など東京23区内を中心とする4拠点へERYBOXを設置し、実証実験を開始すると発表した。

<オープン型宅配ボックス「ERYBOX」>
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<オープン型宅配ボックス利用のフロー図>
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初めての実証実験となる今回は、まず都内4拠点からERYBOXの設置・稼働を開始する。NTT東日本の局舎ビル・駐車場(杉並区・足立区・中野区)等への設置準備を進めており、来春の稼働開始を予定している。実証実験にあたり、複数の物流事業者やEC事業者等と調整を行っており、順次発表する予定だ。

なお、NTT東日本の局舎ビル・駐車場は住宅地・一般居住地エリアに位置していることから一般家庭・自宅での荷物受取の検証を意図している。

実証実験の内容は、実証実験に参画しているECサイトで購入した商品の受け取り・物流事業者の配送や、再配達時の宛先として「ERYBOX」を利用・指定できる。荷物がERYBOXに配達されると、ユーザーへメールやSMSが送信される。ユーザーに発行されたQRコードや暗証番号でERYBOXの鍵を解錠し、荷物を受け取ることができる。

実証実験で挙げられた課題の改善・解決を行った後、台数及び提携するEC事業者や物流事業者の拡大を行う。都内外の自治体との取り組みも予定している。

また、ERYBOXは「24時間可動しているスペース」として、通常の荷物受け取りに留まらない利用方法を広げていく。物品の受け渡しやERYBOXの電源を拠点としたサービスなど、ERYBOXのスペースを利用した事業者との提携を推進していく。

■ERYBOX仕様
モニタ:操作タッチパネル/サイネージ用液晶
機能:QRコード/バーコードスキャナー、無線通信(4G、Wifi)、監視カメラ
ボックス: 電子ロック、こじ開け防止、無電源解錠対応、赤外線センサー
(開発中の使用で変更の可能性あり)

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