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ニューレポ/在庫管理ソフトに発注点アラート機能を追加

2018年12月07日/IT・機器

ニューレポは12月7日、クラウド在庫管理ソフト「ロジクラ」に、発注担当者向けに「発注点アラート機能」の提供を開始すると発表した。

発注点アラート機能とは、取扱商品に発注点のマスタデータを設定するだけで、商品の在庫数量が発注点以下になったらアラートを通知する機能。従来のような発注点の算出工程が削減できるのはもちろんのこと、発注点アラート商品の一覧リストを表示&エクスポートする事で、そのまま発注データとして利用する事が可能になる。

従来の発注数量決定プロセスにおいては、在庫台帳に管理した在庫数量に、日々変動する「入荷データ」と「出荷データ」の2つの変動データを調整し、最新の在庫数量を算出するという前行程が必要だった。

「ロジクラ」は現場ベースの入出荷履歴との連携により、この「前行程」を削減するソリューションを提供している。発注担当者は入出荷のデータ更新を待つ必要なく発注数量決定プロセスに進める事が可能になる。

「ロジクラ」で発注点アラート機能を使ってエクスポートした商品リストを、どの仕入先から、何の商品が、何個届くのかという「入荷予定」データとしても利用する事ができる。ロジクラは長期的には、発注から入荷までの複雑な工程を一気通貫で提供することを目指している。

また、従来、商品を販売する事業者(荷主)と物流作業を行う事業者(営業倉庫)は事業領域の違いにより明確に住み分けがあった。しかし近年のEC事業者の拡大によって、自社で倉庫作業を行う事業も増えてきている。

従来のWMS(倉庫管理)システムは、「入荷・入庫」「保管・在庫管理」「出庫・出荷」など現場寄りの作業管理がメイン機能だったが、近年の商(販売事業者)物(物流事業者)一致の傾向からWMSも大きな転換点を迎えている。「ロジクラ」は近年の市場の傾向を重要視し、これまで作業領域が異なる「発注」や「受注」「配送後のカスタマーサービス」などの機能も今後強化していくとしている。

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