クボタは12月11日、インドのハリヤナ州ファリダバード市に、トラクタ工場を新設すると発表した。
新工場は、現地トラクタメーカーのEscorts Limited(EL社)と2019年3月末に設立する合弁会社「Escorts Kubota India Private Limited」の拠点となる。
ファリダバード市内のEL社本社工場内の一画に、40億円を投じて生産設備を導入し、牽引などの多用途に適合したマルチパーパストラクタについて年間5万台の生産体制を構築。2020年1月に稼働し、同6月からの量産開始を予定している。
新工場には、現地法人クボタ農業機械インド(KAI)のインド・プネ工場から、最終組み立て機能の一部を移管。また、タイの工場で行っているその他工程を新工場での現地生産に切り替え、世界最大規模のトラクタ市場であるインドでの事業成長を加速させる。
■新工場の概要
運営会社:Escorts Kubota India Private Limited(出資比率:クボタ60%、EL社40%)
所在地:インド ハリヤナ州ファリダバード市(EL社本社工場内)
投資額:40億円
事業内容:クボタトラクタ・EL社トラクタの製造
生産能力:5万台(年間)
稼働時期:2020年1月(2020年6月量産開始予定)
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