スズケンは12月13日、イシンファーマが開発を進めている再生医療等製品(開発番号:ISN001)について、流通業務全般を同社から受託することに合意したと発表した。
ISN001は、他人の組織から採取した(他家)脂肪組織由来幹細胞(ASC)を包含するシート状製剤。表皮水疱症の潰瘍部位に貼付することで、治癒を促進したり症状を軽快する効果が得られる。
保管と輸配送はマイナス80℃の凍結状態で行う必要があるため、スズケンが持つ再生医療等製品の流通プラットフォームを活用することで、厳格な温度・在庫管理と確実なトレーサビリティを実現する。
今回の合意でイシンファーマは、韓国で製造するISN001について、日本への輸入・通関業務から受入検査、メーカー物流、全国の医療機関への配送を担う卸物流まで、一気通貫での流通体制を整えた。