日本郵便は1月25日、配送ロボットの物流分野への活用実現に向けた実証実験を福島県南相馬市と双葉郡浪江町で実施すると発表した。
ふたば自動車学校と福島県南相馬市の協力により、自動車学校と災害公営住宅において、より実際に近い環境での実証実験を行い、無人での荷物等の輸配送実現に向けた取り組みを進め、ラストワンマイル配送における配送ロボットの可能性を検証し、無人配送の実現を推進する。
参画するのは、東北日立が、実証実験の取りまとめと社会実装に向けた検討を行い、Drone Future Aviationが、配送ロボット「YAPE」の提供と自律走行、ZMPが配送ロボット「CarriRo Deli」(キャリロデリ)の提供と自律走行を実施する。
ふたば自動車学校は、東日本大震災により休校しており、再開に向け尽力しているが、地域復興の一助として実験場所を提供する。
<実証実験の概要図 ゆうパック配送の過程で、人の飛び出しや、自転車や人とのすれ違いなどを実験する>
「CarriRo Deli」は、カメラやレーザセンサで周囲環境を360度認識しながら最大時速6kmで自動走行する。また遠隔監視とともに、必要に応じて遠隔操作も可能。積載量は最大50kgに対応し、郵便物や飲料など、多様な利用シーンや配送ニーズに対応していく。
■実証実験の概要
日時:1月31日(木)午前9時~12時
主催:日本郵便
場所:ふたば自動車学校(福島県双葉郡浪江町大字高瀬字小高瀬迫198-3)
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