日本BDは3月1日、薬局の業務効率と利用者の利便性の向上に貢献する薬剤自動入庫払出装置「BD Rowa Vmax システム」(BD Rowa Vmax)1号機が大阪梅田の医療モール「大阪梅田メディカルセンター」の調剤薬局に導入され、3月1日より本格稼働したと発表した。
BD Rowa Vmaxは、同装置に設置されたロボットアームが薬剤を装置内の棚に並べたり、医薬品の入った箱やボトルを自動で取り出して払い出す。また、昼夜を問わず空いた時間に使用頻度に応じて最も効率的な配置に並べ替える機能を持っており、薬局の現場を効率化するとともに薬剤師さんの働き方改革にも貢献する。
また、BD Rowa Vmaxに接続された「ピックアップターミナル」にはQRコードリーダーが設置されており、患者は自分の都合に合わせて好きな時間にピックアップターミナルに立ち寄り、処方箋を提出した際に発行されたQRコードをかざして薬剤を受け取ることができるため、患者さんの利便性向上にも寄与する。
1号機を導入した梅田薬局(大阪梅田メディカルセンター:ヒルトンプラザ大阪イースト5階)を運営するメディカルユアーズの渡部正之社長は、「BD Rowa Vmaxの導入により、薬剤師が対物業務に追われていた現状を脱却し、調剤のスピードと正確性を向上するのはもとより、服薬指導などの対人業務により時間が割けるようになることで、患者の満足度向上とドクターからの信頼獲得を目指す」と話している。