郵船ロジスティクスは3月19日、顧客が抱える複雑な物流課題を解決し、より深くサプライチェーンマネジメントを支援する新たなソリューションの提供を開始したと発表した。
このソリューションでは、日本・EUのEPAや、TPP11の発効、英国のEU離脱、米中貿易摩擦など、目まぐるしく変化する環境下で、各国の関税率変化への対応など、昨今の複雑な物流課題に悩む顧客をサポートする。
6つの機能からなるデータベースを活用し、HSコードや最新の関税率、原産地規則といった情報を提供。輸送費から関税、保険料なども含めた総調達コストの試算や調達コスト予測分析、マーケット情報の提供など、要望に応じた総合的なサプライチェーン診断サービスも提供し、同サービスで分析されるさまざまな情報を元に最適なソリューションを提供することで、関税額の削減やサプライチェーン全体の効率化に寄与する。
また、これらソリューションに加え、郵船ロジスティクスが有する世界550拠点以上のネットワークによる輸送手配や在庫管理などの各種物流サービスを用いることで、最新の経済連携網や通商政策に通じたパートナーとして、物流課題解決の手助けから実際の物流手配まで、サプライチェーンマネジメントを一貫して支援する。