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明電舎/SLAM誘導形無人搬送車を自動車部品メーカーに納入

2019年04月24日/IT・機器

明電舎は4月24日、最大積載重量250kgの SLAM(スラム)誘導形無人搬送車2台を自動車部品メーカーに初納入したと発表した。

<SLAM 誘導形無人搬送車>
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無人搬送車の導入により自動車部品製造工程の省人・省力化を図る。

納入したSLAM誘導形無人搬送車は、複数の誘導センサーを備えるマルチセンシング機能を持っており、SLAM誘導、磁気誘導注、レーザー誘導での走行が可能。

SLAMとは、Simultaneous Localization and Mappingの略で、レーザーセンサー等で周囲のマップを生成し、自己位置推定を行う事でガイドレス走行するもの。

これらの機能により、走行場所、状況に合わせて誘導方法を切替え、ガイドレスで精度の高い安定した無人搬送を行う事ができる。無人搬送車の停止精度は、コンベア等への荷物の受け渡しなどが発生する生産現場で、特に必要とされる機能。

小型SLAM誘導形無人搬送車の開発においては、マルチセンシング機能を搭載した無人搬送車を2018年10月から明電舎沼津事業所内の電子機器製造工場に試験導入し、実証試験を行うことで信頼性を高め製品化したもの。

明電舎はこれまで、積載重量6tの大型無人搬送車をSLMA誘導に対応させてきたが、小物搬送のニーズを受け、最大積載重量250㎏でその場旋回(スピンターン)、全方位走行、複雑なルート・狭い通路でも運用が可能な無人搬送車の開発を完了した。

なお、明電舎産業物流部事業は、1985年より無人搬送車を開発し、延べ約8000台の納入実績がある。幅広い製品ラインナップと長年の歴史の中で培った技術力があり、高度な搬送技術を必要とする自動車メーカーをはじめ、多種多様な業界に無人搬送車を納めている。

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