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CRE/埼玉県川越市で延床1.5万m2のロジスクエア川越IIを竣工

2019年06月20日/物流施設

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シーアールイーは6月20日、埼玉県川越市で物流施設「ロジスクエア川越II」を竣工させた。

<全景>

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<庫内(1階)>

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敷地面積1万2000m2、地上2階建て延床面積1万4800m2の物流施設で、圏央道の「坂戸IC」から4km、関越自動車道の「川越IC」と「鶴ヶ島IC」からともに7kmに位置。主要幹線道路の国道254号線にもアクセス可能な立地で、圏央道を経由した各主要高速道路へのアクセスによって関東以外の広域物流にも対応している。

市街化調整区域にありながら賃貸用物流施設の開発が可能で、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能。

敷地は東西の隣接する二区画で構成されており、東側区画に倉庫を建築し、西側区画2166m2にはテナント従業員のマイカー通勤を想定して乗用車用駐車場を多く配置した。

ワンフロアは2100坪で、1階北側に22台分のトラック接車バースを設置。複数テナントによる分割使用にも対応している。

倉庫部分の基本スペックは、有効高が各階6.0m以上、床荷重は1.5t/m2、倉庫内平均照度は300ルクス以上を確保した。外壁には金属断熱サンドイッチパネルを採用。各階では2.5tフォークリフトが走行可能となっている。

昇降設備は、荷物用エレベーターを3基実装し、将来対応として垂直搬送機3基分の設置が可能。2階部分は荷物用エレベーターの周囲を無柱構造とし、オペレーション効率や保管効率を高めた。また、2階の床は2か所のコンベア貫通用床開口を想定した構造設計を採用し、各階に跨った縦搬送マテハン設備の設置が可能になっている。

倉庫部分の階層は2階建てに抑えたことで、上下搬送による時間的なロスを抑制。スピーディーで効率的な入出荷オペレーションの実現を可能とし、さまざまな物流ニーズに対応し得る高い汎用性を持たせた。

トラックヤードの舗装には、塑性変形抵抗性に優れ、わだち掘れの発生を抑制する「半たわみ性舗装」を全面に採用。従来は白色だった「半たわみ性舗装」に黒色顔料を添加したことで誘導ラインなどの視認性を高め、場内の安全性向上を図ったほか、車両のタイヤ跡を目立たせないことによる舗装面の恒久的な美観維持を可能にした。

環境対策では、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入などが評価され、BELS評価の5つ星を取得。BCP対策としては、開発物件で標準装備している緊急地震速報システムや、AED、自動火災報知設備への断路器の設置などを実施している。

■ロジスクエア川越IIの概要
所在地:埼玉県川越市下小坂
敷地面積:1万4393.16m2
主要用途:倉庫(倉庫業を営む倉庫)
構造規模:鉄骨造 地上2階建て
延床面積:1万4786.36m2
着工:2018年8月16日
竣工:6月20日

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