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トッパン・フォームズ/GDPやHACCP対応の温度管理プラットフォーム提供

2019年06月25日/IT・機器

トッパン・フォームズは6月25日、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインやHACCP(ハサップ、Hazard Analysis and Critical Control Point)に沿った衛生管理の制度化に対応する温度管理プラットフォーム「オントレイシス クラウド」の提供を開始すると発表した。

<オントレイシス クラウドを活用した輸送時のリアルタイム監視イメージ>

20190625toppan1 - トッパン・フォームズ/GDPやHACCP対応の温度管理プラットフォーム提供

<オントレイシス タグ>

20190625toppan2 - トッパン・フォームズ/GDPやHACCP対応の温度管理プラットフォーム提供

トッパンフォームズが提供する温度ロガー「オントレイシスタグ」で取得したデータの一元管理がこのプラットフォーム上で可能になる。輸送温度のリアルタイム監視と温度と位置情報のログデータ保管を実現し、温度管理が必要な医薬品や食料品などの輸送・保管時の品質向上に貢献していくとしている。

オントレイシス タグは、本体と外部ケーブルの先端の2か所に温度センサーを装備し、保冷箱内の温度計測だけでなく、保冷箱外の周辺環境の温度計測を行うことができる温度ロガー。また、アクティブ通信とパッシブ通信の2つの通信機能を搭載している。アクティブ通信時は、BLE通信を使用することで、複数のタグからデータを一括自動取得することができる。パッシブ通信時は、自ら電波は発さずにNFC通信を使用し、個別に通信を行う。

「オントレイシス クラウド」は、オントレイシス タグで取得した温度ログデータを、スマートフォンまたはゲートウェイ端末を経由してクラウド上に転送することで、物品の温度管理がリアルタイムで監視できる。

また、スマートフォンおよびゲートウェイのGPS情報と温度ログデータを紐付けて、輸送時の経路や時間、温度変化時の環境の把握などに活用できる。

さらに、輸送・保管時にあらかじめ設定した温度範囲を逸脱した場合は、管理者にメールを通知する。

トッパンフォームズは、「オントレイシス クラウド」関連で1億円の売上を目指す。

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