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ライナロジクス/宅配物流の課題を解決

2019年07月17日/IT・機器

ライナロジクスとゼンリンデータコムは、宅配事業の「ラスト1ミニット」問題の抜本的な解消を目指す「モビリティプラットフォーム(仮称)」を開始している。

宅配物流事業の課題を解決するために高度で実用的なデータの集積と、それを生かすための自動化技術・アプリケーションをプラットフォームとして提供するもので、利用者は「ラスト1ミニット」の輸配送サービスに関するノウハウを集積し、ルート探索・自動配車といった機能を組み合わせて利用することができる。

既存の計画システム、運行管理システム、安全管理システムなどと連携して利用することも可能で、地図データやアプリケーションの提供だけでなく、地図データとアプリケーションを一体化したGISプラットフォームを提供する。

ECの伸長により宅配物流需要は今後もますます伸びることが確実視されているが、ドライバーの減少には歯止めがかからず、宅配業者はドライバーをシステムで支援することで、数少ないベテランドライバーの労務環境改善を推進するだけでなく、基準レベルに満たないドライバーを補強し、従来通りの物流サービスを維持しようとしている。

両社は、この「ラスト1ミニット」問題を解決するため、それぞれが持つ知見・リソースを持ち寄り、プラットフォームとして広い提供を目指す。

宅配業務において高度かつ実用的な配送指示を作成することで、プロではない、配送のノウハウを持たず、限られた時間のみ働くことができ、主婦や副業の労働力の活用が可能になる。

今後、集積した情報は、宅配物流分野にとどまらず、営業車両やフィールドメンテナンスなどの様々な業務分野での活用、旅客輸送、貨客混載といった高度輸送などMaaS時代の輸送サービス全般に対し実現できるプラットフォームを目指す考えだ。

■問い合わせ
ライナロジクス
マーケティンググループ 
担当:須藤
TEL:047-701-5526
kouhou@lynalogics.com

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