日本郵船は7月12日、日本航海学会から船舶の運航支援装置「J-Marine NeCST(ネクスト)」を用いた船内業務改革についての功績が認められ、共同開発したMTI、日本無線(JRC)とともに「平成30年度航海功績賞」を受賞した。
同社は2017年に航海士の業務負荷を軽減する目的でネクストを共同開発し、ノウハウのデジタル化や船陸間の情報共有による効率化を図り、船員の業務負担を大幅に軽減することで安全運航に役立てている。
<左からMTI代表取締役社長 石塚一夫、JRC大沼賢祐取締役執行役員、日本郵船常務経営委員 小山智之、日本航海学会 織田博行会長>

ネクストは3社が共同で開発した船舶運航支援装置。電子海図へのハンドライティング機能により航海計画立案をサポートし、気象・海象予測システムを始めとした各種システムとの連携により船舶運航データの集約管理と共有を可能としている。
日本航海学会航海功績賞は、航海に関連した実務の分野における業績を賞する日本航海学会が選出する特別賞。
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