ドラッグストア「ゲンキー」を展開するGenky DrugStoresは7月19日、岐阜県安八町に新たな物流拠点「中部RPDC(リージョナル プロセス ディストリビューション センター)」を開設したと発表した。
<中部RPDC>
総額50億円を投じて、延床面積4万3000m2の施設を建設し、6月末に稼働を開始した。
中部RPDCはドライ・チルド温度帯の物流センターと、生鮮食品の加工施設(PC、プロセスセンター)で構成する総合センター。今回稼働したのは物流センター部分で、順次、東海エリアで賃借している3か所の外部倉庫を集約し、物流コストを改善する。
また、8月にはプロセスセンターが稼働し、外部委託している生鮮食品加工を内製化することで、さらなる収益改善効果を創出する。中部RPDCではPCとDC(保管型センター)で500店、TC(通過型センター)で200店をカバーする構想だ。
今後、Genky DrugStoresは、物流強化への施策として、2020年6月期中に福井県の丸岡DCで倉庫の増床を計画。2億5000万円を投じて、倉庫面積を7600m2から1万200m2に増床し、外部倉庫の自社化による物流コストの改善や、石川エリアでの今後の出店に向けた物流強化を図る。
また、2022年6月期までの3か年中期経営計画中には、石川と愛知で出店倍増に対応するため、それぞれ100店をカバーするTCの開設を計画している。