日本郵船は9月5日、国土交通省から「2019年度船員安全取組大賞」の特別賞を受賞したと発表した。
<4日に行われた表彰式、国土交通省 大坪新一郎海事局長(左端)、日本郵船 小山智之常務(左から2番目)>

受賞内容は、エンジンの燃焼室内部の状態を自動撮影する装置「きらりNINJA」を用いた「機関整備中の人身事故防止及び機関データ活用」。
「きらりNINJA」の活用によって、高温環境での長時間作業を大幅に軽減できたことや、エンジン内部の撮影で生じる人身事故の防止につながったこと、きらりNINJAで取得した画像データを運航データと組み合わせて状態をより高度に診断できる独自の燃焼室内診断ソフトウェアを開発し、事故の予兆や不具合原因の早期特定などの安全運航の実現に活用していることが評価された。
9月4日に国土交通省で行われた表彰式には、日本郵船から小山智之常務が出席し、大坪新一郎海事局長から表彰状が授与された。