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首都圏物流/埼玉県内のフードパントリーへの輸送支援を開始

2019年11月05日/CSR

首都圏物流は11月5日、埼玉県内で子育て中の生活困窮家庭などに食料を配付する活動を行う埼玉フードパントリーネットワークに加盟するフードパントリーに対し、食料を輸送する支援を11月7日から開始すると発表した。

こども応援ネットワーク埼玉の会員企業である首都圏物流が、課題を抱えるフードパントリーの活動を支えようと支援を申し出たもので、同社の持つ物流ネットワークを活用し、セカンドハーベスト・ジャパン埼玉拠点(八潮市)から9つのフードパントリーへ食品の輸送を無償で行うもの。

ひとり親家庭、生活困窮家庭の子育てに必要な食料の提供を、「輸送」を通じて支援することで、子育て家庭の子どもの豊かな育ちを応援する。

10月に輸送の試行結果を踏まえ、11月7日から本格的な輸送支援を開始することになったもの。

各パントリーは1~3か月の頻度で開催しており、複数のパントリーをまとめて一括配送を行う。

輸送支援の対象となるパントリーは、「越谷子育て応援フードパントリー (越谷市) 2か月に1回開催」「加須子育て応援フードパントリー (加須市) 2 か月に 1 回開催」「ふかやフードパントリーこめっこ (深谷市) 3 か月に 1 回開催」「朝霞子育て応援フードパントリー (朝霞市) 不定期開催」「川口子育て応援フードパントリー幸栄(川口市) 2か月に1回開催」「川口子育て応援フードパントリー安行(川口市) 2 か月に 1 回開催」「子育てフードパントリー富士見 (富士見市) 不定期開催」「あいせん子育て応援フードパントリー(加須市) 不定期開催」「なないろフードパントリーさいたま (さいたま市)不定期開催」。

第1回目の配送は、11月7日11時30分から、コースは、セカンドハーベスト・ジャパン埼玉拠点から川口幸栄、朝霞へまとめて配送を行う。

今後の輸送計画は、各フードパントリーの開催日程に合わせ、埼玉フードパントリーネットワーク事務局が首都圏物流と協議して輸送計画を立てる。おおむね1か月に2回程度の輸送支援を予定している。

なお、フードパントリーは、フードバンク団体である「セカンハーベスト・ジャパン」から提供を受けた食品を、児童扶養手当受給者など子育て中のひとり親の生活困窮者等に無料で配付する活動で、埼玉県内で9か所が稼働し、今後も少なくとも10か所以上が開設を予定しているなど、埼玉県内での新規開設が急速に広がっている。

しかしながら、フードパントリーの運営は市民団体がボランティアで行っていることから、活動資金の確保や輸送手段の確保などに課題を抱えていた。

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