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川崎汽船/LNGを燃料とする次世代型環境対応自動車船を建造

2019年11月28日/IT・機器

川崎汽船は11月28日、環境負荷を低減した次世代型自動車船として今治造船にLNG(液化天然ガス)を燃料とする自動車専用船を発注し、2020年秋頃の竣工を目指して建造を開始していると発表した。

川崎汽船は、環境意識の高まりをふまえ、LNG燃料船の実船化に向けた構想を本格化し、環境省及び国土交通省の連携事業である「代替燃料活用による船舶からのCO2排出削減対策モデル事業」の支援も得て、創立100周年を迎えた節目の本年、これを具体化するに至ったもの。

2015年に環境に関わる長期指針『“K”LINE環境ビジョン2050 ~青い海を明日へつなぐ~』を策定し、事業活動により生じるあらゆる環境負荷を最小化することを目指している。2016年2月には環境対応フラッグシップとして、最先端の省エネ技術やSOxスクラバー(硫黄酸化物浄化装置)など次代の環境技術を満載した自動車船 “Drive Green Highway”を竣工した。『環境ビジョン2050』では「CO2排出量の半減」、「燃料の過半を新エネルギーに」という目標を掲げており、今回のLNG燃料船はこの達成に向けた取組の一環である次世代型環境対応自動車船となる。

■概要(建造中の次世代型自動車船)
全長:約199.9m
型幅:約37.2m
最大積載自動車台数:約7,020台
総トン数:約7万3800t
船籍:日本

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