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サノヤス造船/パナマックス型撒積貨物船竣工、引渡し

2019年12月18日/IT・機器

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サノヤス造船は12月18日、建造中だったLEO OCEAN,S.A.向け、パナマックス型撒積貨物船「ROYAL LAUREL」の命名・引渡式が18日にサノヤス造船水島製造所で行ったと発表した。

<ROYAL LAUREL>

20191218sanoyasu - サノヤス造船/パナマックス型撒積貨物船竣工、引渡し

この船は、“サノヤスパナマックス”新バージョン、8万2000トン型の第17番船となる。従来から燃費性能を10%向上させた8万3000トン型を受け継ぎ、船型改良を加えて燃費性能をさらに10%改善、貨物艙容積をひとまわり大きくした最新鋭・高性能の省エネ船型。

また、2013年1月1日以降に建造契約が結ばれる船舶に要求されるEEDI(エネルギー効率設計指標、1トン1マイルあたりに排出するCO2グラム数)規制値に対し20%削減(2020年以降に建造契約が結ばれる船舶に対する要求)というトップ水準を達成している。

主な環境対策としては、NOx(窒素酸化物)排出2次規制に対応し、かつ省燃費性能に優れた電子制御式の主機関を搭載し、大気汚染防止およびCO2 の排出削減にも貢献している。

また、SOx (硫黄酸化物)排出規制海域内の航行を鑑み、低硫黄燃料油の貯蔵を可能としている。バラスト水処理装置の搭載および燃料タンク防護規制の適用で、海洋環境保護適用で、海洋環境保護にも寄与している。その他、居住区生活排水・ホールド洗浄水・甲板上雨水の船内一時貯留専用タンクを備えるなどの環境対策仕様を採用している。

さらに、上甲板から二重底へアクセス可能なトランクを設置し、貨物を積載している時でも検査・点検ができるようメンテナス性の向上を図っている。居住区では木質家具を多く採用し乗組員の居住性を高めると共に、機能性・操作を重要視した船橋配置および後方視界を充分に確保した窓配置で安全な操船性を確保しております。

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