ブリヂストンは3月16日、1月31日に開催したトラック用タイヤ新商品発表会の内容を発表した。
<新商品3モデル>

発表したのは、日本国内で3月から発売を開始したトラック用タイヤ。超偏平シングルタイヤ「GREATEC」をはじめ、3種類のタイヤをお披露目した。
3種類のタイヤは、摩耗ライフ性能を向上したオールシーズンタイヤ「M888」、低燃費性能を追求した「ECOPIA M801Ⅱ」、超偏平シングルタイヤの「GREATEC M829」。
<「GREATEC M829」の比較図>

このうち、最も目を引くのが、超極太タイヤの「GREATEC」。一般的なトラック用タイヤの「M888」・「ECOPIA M801Ⅱ」と比べてみると、一番右にある「GREATEC M829」の太さがさらに際立つ。
一般的に、荷物を含めたトラック全体の重さ「車両総重量」は次のようになる。「車両総重量」=トラックの重さ(車両重量)+トラックに積む荷物の重さ(積載重量)。つまり、トラックの自体の重さを軽くすると、より多くの荷物を載せることができる。
従来の大型トラックの後輪タイヤは2本並べて装着しているが、超偏平シングルタイヤの「GREATEC」は、タイヤ幅を広げて構造を強化したことで、1本で走行することができる。これにより必要なタイヤとホイールの重さが減り、トラック自体の重さが軽量化されるため、その分のトラックに積める荷物の量を増やすことができる。
つまり、同じトラックに「GREATEC」を装着すると、従来のタイヤ装着時と比べて、一度の輸送でより多くの荷物(重量)を積むことができるようになる。