SHKライングループは6月19日、海上モーダルシフトを推進し環境負荷低減に貢献したことが認められ、国交省等が選定する「エコシップモーダルシフト事業優良事業者」に選ばれたと発表した。
このうち、キリングループロジスティクス(KGL)による長野県松本市から北海道北広島市への飲料輸送においては、マリネックス(新日本海フェリーグループ会社)を通し新日本海フェリーの新潟~小樽航路を利用することで、従来よりCO2排出量を約65%削減した。
また輸送スキームを再構築し、全長14m最大積載量2万5100㎏の車両を利用することで、積載効率が27%向上した。
ブリヂストン・ブリヂストン物流による栃木県那須塩原市から福岡県福岡市までの輸送においては、陸送(片道約1215㎞)の一部を東京九州フェリー(北九州・新門司~神奈川県・横須賀)を利用した海上輸送にシフトし、CO2排出量を約57.8%削減。
久留米運送・TAMAYAによる関東~九州間の輸送では、陸送(片道約1300㎞)の一部を東京九州フェリー(神奈川県・横須賀~北九州・新門司)を利用した海上輸送にシフトし、CO2排出量を約22.9%削減。
手島梱包輸送・長崎水産運輸による東京都大田区から長崎県長崎市までの輸送では、陸送(⽚道約1227㎞)の一部を東京九州フェリー(北九州・新門司~神奈川県・横須賀)を利用した海上輸送にシフトし、CO2排出量を約21.6%削減した。
SHKライングループでは今後もさらなる環境負荷低減を実施し、持続可能な社会へ向けて取り組んでいくとしている。