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日野自動車/レンジャーを4万351台リコール

2020年04月23日/IT・機器

日野自動車は4月23日、国土交通省にレンジャーのリコールを届け出た。

不具合の部分は排出ガス発散防止装置(DPRフィルタ詰まり検知用パイプ)と電気装置(オルタネータ)。

排出ガス発散防止装置については、中型トラックにおいて、DPRフィルタ詰まり検知用パイプの固定方法が不適切なため、DPR本体の熱膨張・収縮等によりパイプ固定部に亀裂が発生するものがある。そのため、亀裂部から排気ガスが漏れ、DPRフィルタに煤が堆積してもDPR警告灯が点灯しなくなり、最悪の場合、DPRフィルタが損傷するおそれがある。

全車両、このパイプおよび固定金具を対策品に交換する。

電気装置については、中型トラックにおいて、60A仕様のオルタネータプラス端子部の絶縁用ブッシュ形状が不適切なため、融雪剤等を含んだ水分が当該端子部とオルタネータ本体の間に付着すると漏電が発生するものがある。そのため、バッテリ充電警告灯が点灯し、この端子付近が焼損することで充電不能となり、エンジンが停止するおそれがある。

全車両、プラス端子部を対策品に交換するとともに、端子部配線の絶縁キャップに防水テープを追加する。なお、端子部配線に腐食が認められる場合には補修用配線に交換する。

不具合件数は、排出ガス発散防止装置が62件、電気装置が12件、事故はなし。リコール対象車の台数は、計4万351台。

■型式等は下記URLを参照
http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001341488.pdf

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