物流企業の3月期決算発表が本格化してきたが、新型コロナウイルス感染により、延期する企業も相次いでいる。
ここ数日間に延期を表明した企業を挙げてみた。
鴻池運輸は4月28日、延期を発表。新型コロナウイルス感染拡大に伴い世界各地域でロックダウンが発生している影響により、在外子会社等を含めた決算手続きに遅延が生じているため、2020年5月上旬に行う予定としていた2020年3月期連結決算発表は、2020 年5月下旬以降とする。
西鉄は4月28日、延期を発表。新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響および政府の緊急事態宣言を受け、決算業務に関わる会計監査人および従業員の安全を確保しつつ、決算および監査を厳正に実施する時間を確保するため、決算発表を延期することにした。延期後の決算発表は、5月20日を予定している。
日本石油輸送は4月28日、延期を発表。当初5月13日を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、決算発表を延期することにしたもの。延期後の決算発表日は、5月29日を予定して いる。
日本郵船は4月27日、延期を発表。当初予定の5月11日の2020年３月期決算発表に向けて準備を進めてきたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で国内外政府等による外出禁止や抑制措置が強化されるなか、その感染拡大の防止と従業員及び関係者の安全確保のため、一連の決算作業や監査手続き上の事務日程を見直し、決算発表日を当初予定から変更することとした。決算発表日は、５月25日を予定している。
リンコーコーポーションは4月27日、延期を発表。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言発令により、グループにおいてもこれまでと異なる環境下での決算手続きとなり、決算業務に遅れが生じることも予想されることから、対応に万全を期すため、5月12日に予定していた決算発表を、5月15日に延期することにした。
