LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





鴻池運輸/愛知県愛西市に約1.5万m2の物流センターを竣工・稼働

2020年06月15日/物流施設

鴻池運輸は6月15日、住友重機械搬送システム製の自動格納ラック「マジックラック」を導入した、主にサントリーなど飲料メーカーの製品向けの高効率な物流サービス拠点「愛西配送センター」を愛知県愛西市に開設し、本格稼働を開始したと発表した。

<愛西配送センターの外観 画像提供:東洋建設>
20200615konoike1 520x347 - 鴻池運輸/愛知県愛西市に約1.5万m2の物流センターを竣工・稼働

<マジックラック>
20200615konoike2 520x390 - 鴻池運輸/愛知県愛西市に約1.5万m2の物流センターを竣工・稼働

<竣工式の様子 鴻池社長のあいさつ>
20200615konoike3 520x347 - 鴻池運輸/愛知県愛西市に約1.5万m2の物流センターを竣工・稼働

愛西配送センターは、鴻池運輸として愛知県下で3つ目の物流拠点2となる配送センターで、主にビール、洋酒、食品などの保管・配送拠点としてサービスを提供する。東名阪自動車道・弥富IC近くに位置し、延床面積1万4982m2(4540坪)、鉄骨造り3階建ての構造。

また、今年3月に開設、4月から本格稼働を開始した神奈川県の「海老名流通センター」と同様に、最適な自動化・省力化とBCP対応力を高めるライン設計を目指しサントリーグループと選定した 「マジックラック」を導入。効率の高い運営を図るとともに、現場の労働負荷軽減にも取り組む。

さらに、愛西配送センター開設に伴う鴻池運輸の物流体制見直しに対し、国土交通省より、物流総合効率化法に基づく総合効率化計画として認定を受けた。これは、大府配送センターでの取扱量超過により使用していた外部倉庫数拠点を愛西配送センターに集約することで、トラック輸送を減らしCO2排出量を30%削減、さらにトラック予約受付システムを導入し、荷受け作業の効率化を実現、ドライバーの待ち時間を約60%削減する計画により認定されたもの。

今後、愛西配送センターは大府配送センターとともに、東海エリアにおいて、より安定的な倉庫運 営・物流サービスを提供していくとしている。

■概要
名称:愛西配送センター
所在地:愛知県愛西市西保町2020
延床面積:1万4982m2(4540坪)
規模:地上3階建倉庫
搬送設備:EV1基、垂直搬送機3基
特徴:マジックラック導入、温度:常温倉庫(内40坪定温倉庫)、積降バース: 12バース、太陽光パネル(今秋導入予定)設置、蓄電池(今冬導入予定)設置
稼働開始日:2020年6月5日
入庫開始(6月15日 本格稼働開始)

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース