トッパン・フォームズは6月15日、都市近郊型アウトソーシングセンターとして愛知県愛西市に「名古屋センター」を新設すると発表した。
これは、中部エリアでのデータ・プリント・サービス(DPS)やプリント関連業務の一括アウトソーシングの受託体制強化を目的に、グループ会社であるトッパン・フォームズ東海の名古屋工場とトッパン・フォームズ・サービスの中部流通センターを移転・再編するもの。
このセンターは6月15日に名古屋工場・中部流通センターからの移転準備を開始し、10月から部分稼働、2021年1月から本格稼働する予定だ。
中部エリアでは、顧客の保有設備の更新や労働力不足を背景に、プリント関連業務をすべて外部に委託する一括アウトソーシングへのニーズが高まっている。このニーズに対応するため、このセンターでDPS業務や一括アウトソーシング業務に対応可能な生産体制を構築し、さらに大規模案件にも対応できるスペースの確保やセキュリティ設備の増強(全方位カメラ監視、非接触ICカード・生体認証を用いた入退場管理、エリア毎の入室制限など)を行うことで受託体制を強化する。
また、今回の移転でこのセンターに併設する中部流通センターでは、2019年10月に新設した袋井工場・袋井物流センターとの連携による生産効率・物流効率の向上、在庫管理の最適化などを図ることができる。
トッパン・フォームズグループは持続的な成長を実現していくために、グループ全体の経営資源の有効活用や経営の効率化を進め、経営基盤のさらなる強化と企業価値の向上を推進していくとしている。
■新センターの概要
拠点名:トッパン・フォームズ トッパン・フォームズ東海 名古屋センター/トッパン・フォームズ トッパン・フォームズ・サービス 中部流通センター
所在地:愛知県愛西市南河田町
敷地面積:1万68m2
延床面積:1万3828m2
稼働開始予定:2020年10月
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