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南日本運輸倉庫、DENBA/次世代コールドチェーンで業務提携

2020年07月17日/SCM・経営

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南日本運輸倉庫とDENBAは7月17日、DENBA+システムを活用し、国内外へ鮮度を維持したまま生鮮食品を届ける次世代コールドチェーンを目指し業務提携したと発表した。

これにより、国産品の販路を海外に広げることを実現し生産者を支援する。また、食材を活かすことで社会問題でもあるフードロス解消と配送効率化によるCO2削減にも乗り出す。

次世代コールドチェーンは、生鮮食品を劣化させることなく、鮮度を維持したまま保管・輸送できる今注目されている新しい物流手法。この手法により、国産品の世界販路の拡大に期待が持てることになる。また、素材を無駄にしないことからフードロスを解消し、積載効率向上に伴うCO2削減を実現する環境にも優しい物流となる。

また、DENBA+システムとは、DENBAの特許技術により、生鮮食品をマイナス温度帯で不冷凍保存に保ち、食品の水分を完全に凍結させないことから鮮度を維持できるシステム。水の共振を利用し水分子を活性化、商品ごとの鮮度維持に最適な環境を作り出す。DENBA+には食品鮮度維持の他、「抗菌作用」「フードロス」「高品質凍結・解凍」「ロスタイムなし」の特徴を持つ。

今後、栃木県佐野市にある南日本運輸倉庫の佐野チルド・フローズン物流センターで、「次世代コールドチェーン実証実験」を行う。食肉から果物までを対象に鮮度を維持したままの物流・品質維持をそれぞれの食材にあった最適な状態を分析。「鮮度維持モデル」を確立する。

両社は今後、合弁会社を設立し、生鮮食品のサプライチェーン・ソリューション・サービスの提供を開始する予定だ。

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