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SGHD、SGシステム/DXへの取り組みでDX注目企業2020に選定

2020年08月25日/3PL・物流企業

SGホールディングスは8月25日、SGシステムが主導する「最先端ロボティクスを活用した生産性向上・コスト削減への取り組み」や「AIを活用した先進的な共同研究」などのDXへの取り組みが評価され、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「デジタルトランスフォーメーション銘柄企業」から、『DX注目企業2020』に選定されたと発表した。

これは、昨年の「IT経営注目企業2019」に続き2年連続の選定となった。

<Xフロンティア>
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SGホールディングスグループは、今年1月に次世代型の物流センター「Xフロンティア」を開設、施設5階フロアで佐川グローバルロジスティクスが先進的な物流ロボティクスを導入し、設備やスペースを従量課金制で利用できる「シームレスECプラットフォーム」の提供を開始した。

「シームレスECプラットフォーム」では、自動棚搬送ロボットを始めとしたAGV(Automated Guided Vehicle)や自動梱包機などの導入により、同規模の施設に比べ約50%の省人化を実現するとともに、同サービスを利用することで小規模の物流業務をマテハンの初期投資やスペース使用料などの固定費をかけることなく、大手通販事業者と同等の作業品質で通販ビジネスの展開を可能にしている。

また、佐川急便は、産学共同研究により電力データを用いて荷受人の在不在をAIに判断させることで不在配達を回避、不在再配達を削減するなどの革新的な取り組みについての検討を2019年10月から開始し、2020年秋頃から実際の配送現場において実証実験を行う。

この取り組みは、国土交通省が提唱する「総合物流施策推進プログラム」において設定した、宅配便の再配達率の削減目標(不在配送率「-13%程度」)の達成、再配達におけるCO2削減やドライバー不足の解消等に大きな効果が期待できると考えている。

SGホールディングスグループは、これからもオープン系のグループ共通IT基盤をベースに、トータルロジスティクスの機能を強化させ、さらに同業他社やベンチャー企業を含めた異業種との連携や、IoT・AI・ロボティクス等のテクノロジーを活用することでさらなるDXを推進し、常に顧客にとって最適なソリューションを提供していくとしている。

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