日本郵船は9月17日、グループのNYK Energy Transport (USA) Inc. (NETU社)は、9月14日から16日まで開催されたICEPAG 2020のバーチャルセミナーで、GHG(温室効果ガス)排出削減のために船舶のゼロエミッション化を進めるグループの取組みを紹介したと発表した。
ICEPAGはカリフォルニア大学アーバイン校とNational Fuel Cell Research Center他が主催するクリーンエネルギーに関する世界でも有数のカンファレンスの1つで、米国政府関係者や大学の研究者、多くの企業が参加した。
開催2日目の「Hydrogen for Off-Road Transportation and Freight」をテーマとしたパネルディスカッションで、NETU社の垂石 和正vice presidentが登壇。「Hydrogen Solutions for Oceangoing Vessels」というタイトルでGHG排出削減に関する海運業界の動向、船舶を取り巻く代替燃料の状況、脱炭素化を推進する当社の取組みといった内容の紹介を行った。
日本郵船グループは脱炭素化に向けた代替燃料活用の研究を通じて新たなグリーンビジネスの創出に取り組んでおり、人々の豊かな暮らしのために価値あるものを届けるという企業理念“Bringing value to life.”の実現に努めるとしている。