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AGV納入実績/2019年は過去最高更新、運輸・倉庫業では低調

2020年09月23日/調査・統計

日本産業車両協会は9月23日、2019年の無人搬送車(AGV)システム納入実績を発表した。

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それによると、2019年の国内向けと輸出向けを合わせた無人搬送車システム納入件数は1045システム(前年比1.6%増)、納入台数は3436台(1.6%増)と、ともに前年を上回り1989年の調査開始以来、過去最高を更新した。

納入件数の車両タイプ別の割合は、「無人搬送車(台車)」が32.5%(前年37.2%)、「無人けん引車」が60.7%(56.6%)、「無人フォークリフト」が6.7%(6.2%)。

納入件数の業種別割合は、「自動車・同付属品製造業」向けが48.6%(56.6%)で最多となり、以下、「一般機械器具製造業」向けが11.9%(8.1%)、「弱電機械器具製造業」が6.4%(2.4%)、「化学・医薬品製造業」が4.6%(4.3%)と続き、例年通り製造業向けが多くを占めた。非製造業は「卸・小売業」向けが1.4%(2.0%)、「運輸・倉庫業」向けが2.2%(2.4%)と、いずれも構成比を下げた。

納入件数の車両誘導方式別割合は、「磁気式」が84.1%(91.8%)と構成比を下げつつも依然大半を占め、「レーザー式」が12.0%(4.0%)と急増した。また、SLAM式やマーク認識式等を含む「その他」が2.9%(1.9%)と上昇した。

納入件数の国内向け・海外向けの割合は、国内向けが76.1%(76.9%)、海外向けが23.9%(23.1%)で、1システム当たりの台数では国内向けが2.7台(2.5台)、海外向けが5.2台(5.9台)と、国内向けで増加した。

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