日立建機は1月12日、グループで販売するサービス部品のパッケージラベルを刷新し、部品の真贋判定とトレーサビリティ機能を強化したと発表した。
新たな部品ラベルには、凸版印刷の偽造防止用ホログラムとクラウド型統合ID認証サービス「ID-NEX(アイディーネックス)真贋判定/トレーサビリティサービス」を採用した。
このラベルには、複製防止のホログラムのほかに、部品ごとに付与したIDとQRコードが記載されており、QRコードをスマートフォンで読み取ることで、従来は専用の器具でホログラムを確認する必要があった部品の真贋鑑定を容易にしたほか、クラウド上に記録したIDから部品の出荷履歴の追跡を可能にした。
ラベルは、つくば部品センタから国内外の拠点へ出荷するサービス部品(純正部品・ Hitachi Construction Machinery Selected Parts ・再生部品)を対象に適用。2023年以降は、国内外の流通拠点(デポ)の入出荷履歴や代理店への入荷履歴も管理することで、正規の流通・販売経路のトレーサビリティの確立を目指す。