バンテックは1月22日、自社開発したモバイルTMS(トラック運行管理システム)において、新サービスを開始したと発表した。
モバイルTMSは専用のネットワークでトラックの運行管理を行うシステム。スマートフォン専用アプリを通じて、トラック位置情報や貨物運搬状況をリアルタイムに管理可能とするこれまでの基本設計に加え、今回新たにソフトバンクの回線を利用するドイツ1NCE(ワンス)社の、低容量IoT回線サービス「1NCE IoTフラットレート」と、自動車向け位置トラッキングデバイス「AP3-MJ」を導入することにより、さらに簡単で低コストにモバイルTMSネットワークへアクセスが可能となる新サービスを開始した。
新サービスは、従来スマートフォン専用アプリを介しておこなっていた位置情報のクラウドサーバーへのアクセスを、車両のシガーソケットに専用端末を差し込むだけで、ドライバーの操作は必要とせず更新可能とする。また、新サービスについては、スマートフォン紛失等のセキュリティーリスク低減により、提供先を制限する事なくサービス拡大を目指す。
バンテックグループは、この新サービスを輸送パートナーに導入してもらうことで、2024年問題に対応した、効率的なトラック輸送の実現を推進していくとしている。
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