国土交通省は2月19日、いすゞ自動車の大型トラック「ギガ」で、自動車検査証(車検証)の備考欄に記載の騒音規制区分で誤りが判明したと発表した。
誤りが見つかったのは、ギガの10形式(「2KG-CXM60CT」「2KG-CYL60C」「2KG-CXZ60CT」「2KG-CYY60CY」「2KG-CVR60C」「2KG-CXG60CT」「2KG-CXG60C」「2KG-CYG60CM」「2KG-CXE60C」「2KG-CYE60CM」)で、台数は約1500台。
これらの車両については、騒音基準を満たしているとして、次回の車検時などに騒音カテゴリを訂正した車検証を交付する。また、次回の車検までに車検証を変更する場合には、いすゞの取り扱い販売店に相談してほしいとしている。
国交省では、2017年の型式認証申請で、いすゞ自動車が騒音規制区分を誤って申請したことに加え、交通安全環境研究所でも確認漏れがあったことが原因と説明。再発防止策として、21年から交通安全環境研究所での申請書面のチェック体制を強化するとともに、申請書面を確実に確認できる対策を講じるという。
■いすゞギガ10型式 自動車検査証(車検証)備考欄の記載誤記について
https://www.isuzu.co.jp/recall/others/210219.html