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商船三井/KARMOLブランド1隻目のFSRUを命名・竣工

2021年03月16日/IT・機器

商船三井は3月16日、Karpower International B.V.社(Karpowership)の合弁会社が発注し、シンガポールのSembcorp Marine Ltd. (Sembcorp)で改造工事が行われたFSRUの命名式が3月13日にSembcorpで行われ、「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA(カルエムオーエル エルエヌジーティー パワーシップ アフリカ)」と命名されたと発表した。

<今回命名された“KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA”>
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<3月13日に執り行われた命名式の様子>
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3月15日に竣工したこの船は、シンガポール沖で性能試験を実施した後、「KARMOL(カルエムオーエル)」ブランドによる1隻目のFSRUとして、セネガル・ダカールでのLNG発電船プロジェクトへ投入され、6月にガス供給を開始する予定。

LNG発電船プロジェクトとは、KARMOLブランドのもと世界で初めて取り組む、FSRUとLNG発電船を組み合わせた事業で、LNG船で運ばれてくるLNGをFSRUで再気化して発電船に送り、発電船が受け取ったガスを燃料に発電する仕組み。

これにより、発電船の燃料を従来の重油からLNGに転換することができ、陸上にLNGおよびLNG受入基地がない国にも「より環境負荷の低いLNG発電による電力」を供給することが可能となる。

この事業は、西アフリカにおいて最初のLNG発電ソリューションかつ最初のFSRU事業となり、既報のモザンビーク・ナカラ案件に先行して開始される事となる。

なお、FSRUとは(Floating Storage and Regasification Unit)の略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。

■概要
船名:KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA
全長:272.00m
全幅:47.20m
LNGタンク:モス型
LNG貯蔵能力:12万5470m3

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