川崎重工業は3月18日、中国南通市の南通中遠海運川崎船舶工程（NACKS）で、MAGNUS LINE (マグヌス ライン) 向け81型ばら積運搬船「HSL ATHENS（エイチエスエル アセンス）」を引き渡した。
＜HSL ATHENS＞
HSL ATHENSは船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石などの貨物を搭載可能な7つの船倉を有している。
また、省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関や、推進効率の高い形状のプロペラ、自社開発したカワサキフィン付ラダーバルブとコントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費を向上。
そのほか、省エネルギー技術の採用によって燃料消費量とCO2排出量を低減させ、本船に要求されるEEDI規制のフェーズ2相当の削減量を達成している。
■HSL ATHENSの主要目
全長：228.90m
幅：32.24m
深さ：20.20m
満載喫水：14.50m
総トン数：4万3987トン
載貨重量：8万1973トン
貨物倉容積：9万7762m3
主機関：MAN B＆W 6S60ME-C8.5 ディーゼル機関×1基
連続最大出力：9670kW×89回転／分
航海速力：14.2ノット
乗船定員：25名
船級：ロイド船級協会
船籍：マーシャル諸島
