国交省/シベリア鉄道利用でコストは高め、リードタイム約半分に

2021年03月30日 

国土交通省は3月30日、ロシア運輸省及びロシア鉄道と協力し、海上輸送、航空輸送に続く第3の輸送手段の選択肢として、シベリア鉄道の利用促進に取り組んでいるが、このほど2020年度のシベリア鉄道を用いたブロックトレイン(1編成借上げ列車)での日本~欧州間の貨物輸送パイロット事業を実施し、その検証結果を取りまとめて発表した。

<ルート図>
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<輸送日程>
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検証結果(概要)では、コストについては、ブロックトレインによる鉄道料金の低減効果はあったものの、通常の海上輸送比で平均約2.3倍程度と、やや割高。リードタイムについては、概ね海上輸送比で約半分のリードタイムを実現(15案件中6案件では、海上輸送比で半分以下のリードタイムを実現)した。

また、手続きについては、通常よりも早期に貨物情報の提示を求められる等の課題があった。輸送品質については、概ね良好。その他では、ポーランド以西の欧州地域での貨物の位置情報の確認が困難等の課題があった。

以上の結果から、パイロット事業参加社からは、コロナ禍により日欧間物流が不安定化している中で、第3の選択肢としてシベリア鉄道の利用検討の余地があるとの声があった。

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