LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ダイワコーポ/地元消防団の災害対応訓練場所に同社施設を提供

2021年06月10日/物流施設

ダイワコーポレーションは6月10日、横浜市消防局中消防署と横浜市の地元消防団の災害対応訓練場所として、ダイワコーポレーション「横浜本牧第2営業所」を無償提供することになったと発表した。

<5月23日の災害対応訓練の様子>
20210610daiwac1 520x387 - ダイワコーポ/地元消防団の災害対応訓練場所に同社施設を提供

<横浜本牧第2営業所の敷地内で放水訓練などを行った>
20210610daiwac2 520x386 - ダイワコーポ/地元消防団の災害対応訓練場所に同社施設を提供

ダイワコーポレーション横浜本牧第2営業所(本牧第2)は、横浜市中区に2017年に開設した延床面積4971坪の物流拠点。今回災害対応訓練場所の提供にあたり、土地と倉庫のオーナーと横浜市が、土地利用に関する契約を4月15日に締結した。

同社は中消防署管轄地区に本牧第2を含む3つの物流拠点を構えており、倉庫の防災などで日頃よりお世話になっている。今回、消防訓練場所の提供に至った経緯は、2020年6月、物流拠点の修繕工事で付き合いのある消防団員の「訓練場所が確保できず困っている」という一言だった。工事や再開発などにより継続して訓練を行える場所が少なく、有事に備えて訓練を怠るわけにはいかないという相談を受け、何か地元消防団や地域に貢献できないか検討。オーナーへ災害訓練場所の提供を打診したところ、地域への貢献活動という観点で快く同意を得、横浜市との契約締結に至ったもの。

同社としては新たな試みを行うことで、地域貢献だけでなく、同社内での防災・安全への意識が高まることも期待しており、今後とも通年にわたり中消防署や地元消防団と関わりを持ちたいと考えている。これからもオーナーやディベロッパー、横浜市など地域社会との良好な関係を築きながら地域社会に貢献し、本業でも物流の清流化、効率化を追求した物流拠点の展開や物流サービスの向上を目指していくとしている。

なお、消防団災害対応訓練は、月1回日曜日に、横浜市中消防署、横浜市伊勢佐木消防団、横浜市加賀町消防団、横浜市山手消防団が横浜本牧第2営業所の敷地内において、消火栓を使用した放水訓練を含む訓練を行う。放水に使用する水は、敷地外の消火栓から給水し、簡易水槽を設置した上で簡易水槽内にのみ放水を行う。初回は5月23日10時~12時に行われた。

関連記事

物流施設に関する最新ニュース

最新ニュース