商船三井は6月17日、FSRUの「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA(カルエムオーエル エルエヌジーティー パワーシップ アフリカ」が5月31日、無事セネガルのダカールに到着したと発表した。
<航行中のKARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA>
<動画>
商船三井とKarpower International B.V.社(Karpowership)はKARMOL(カルエムオーエル)のブランドの下、FSRUと発電船を組み合わせたLNG発電事業に取り組んでいる。その第1号案件となるセネガル向けプロジェクトに用いられるFSRUが、「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」だ。
この船は今後、2019年10月から重油焚きで操業を行っている発電容量235MWの発電船「Karadeniz Powership Ayşegül Sultan」にガスパイプラインで接続される。一連のコミッショニング作業を経てFSRUと発電船を一体運用したガス焚き発電の操業に移行する予定。
この発電船は、セネガルの電力需要の約15%に当たる220MWを安定的に発電しているが、「KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA」と接続することで、より経済的で、環境負荷の低いエネルギー供給が実現する。
記念すべき第1号案件のセネガルプロジェクトを契機に、商船三井とKarpowershipは今後とも世界中で環境にやさしいLNG発電船事業を通じた発電ソリューションの提案を続けていくとしている。
■KARMOL LNGT POWERSHIP AFRICA要目
全長:272.00m
全幅:47.20m
LNGタンク:モス型
LNG貯蔵能力:125,470m3
阪急阪神エクスプレス/南アフリカ ヨハネスブルグに第二倉庫開設