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米Wise Systems/配送経路自動化システム拡販へ日本法人設立

2021年07月02日/IT・機器

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ラストワンマイル配送ソリューションを手がける米国のWise Systemsは7月2日、AIを活用した同社の配送経路自動化ソリューションを日本市場で拡販するため、日本法人「Wise Systems Japan合同会社」を設立したと発表した。本拠は東京都港区赤坂に置いている。

Wise Systemsは、MIT(マサチューセッツ工科大学)からスピンアウトし、2014年に設立。同社の完全自動化システムは、Anheuser-Busch(バドワイザーの主力ブランドを持つビールメーカー)や、Lyft(トレーニングウェアのブランド)を含む数十億ドル規模のグローバル企業をはじめとして、食品、飲料、小包、宅配便、フィールドサービスなど、数々の業界で採用されている。

日本市場への参入について、Wise SystemsのChazz Sims(チャズ・シムス)共同創設者 兼CEOは、「日本はラストワンマイル競争が激しい世界でも有数の国。日本の物流企業は顧客体験の向上を目指しながら、車輌の使用効率を最大化するとともに、配送業務の近代化を図ろうと日々努力を重ねている。しかし、AIを活用した新しい輸送手段のノウハウの確立はまだ半ばにあることから、Wise Systemsのような先駆的なプロバイダーには業界の変革をリードしていく大きなチャンスがある」とコメント。

また、新設した日本法人の新井原 慶一郎カントリーマネージャーは、「日本には素晴らしい物流システムと輸送インフラが整備されており、国内のあらゆる地域からほとんどのものを翌日に届けることが可能になっている。しかし、その利便性が実現されている裏では、手作業による配送計画の立案や、不測の事態への現場対応など、解決すべき課題が山積しているのも事実だ。Wise Systemsが提供するラストワンマイル自動化ソリューションは、このような課題を解決へと導くとともに、配送経路の算定を自動化したいという制御技術に対する市場ニーズに確実に応えることで、配車計画の自律的な立案によるデリバリー改革を実現する。日本の顧客が抱える課題に真摯に耳を傾けながら、Wise Systemsのソリューションをより多くの方に紹介していきたい」と抱負を述べた。

■Wise Systemsホームページ(日本語ページは現在準備中)
https://www.wisesystems.com/

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