いすゞ自動車は7月30日、大型トラック「ギガ」のCNG(Compressed Natural Gas=圧縮天然ガス)車を改良し、本日より全国一斉に発売すると発表した。
<プリクラッシュブレーキ>
改良では、天然ガスを燃料とするCNG車ならではの低排出ガス性能はそのままに、歩行者検知機能付プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減/衝突回避支援)をはじめとした各種先進安全装備の拡充と、快適性・居住性向上のためのアイテムを追加した。
かねてより、ディーゼル車へ展開している歩行者検知機能付プリクラッシュブレーキ(衝突被害軽減/衝突回避支援)をはじめ、可変配光型LEDヘッドランプやブラインドスポットモニター(BSM)、ドライバーステータスモニター(DSM)などを標準装備し、安全性の向上を図った。先進安全装置の拡充により、重大事故に直結する大型車の安全性を飛躍的に高め、交通事故の低減に貢献する。
いすゞは現在国内唯一のCNGトラックを量産・販売する自動車メーカーとして、長年にわたり開発・普及促進に取り組んできた。
昨今、気候変動をはじめとする地球環境問題が深刻化する中で、いすゞは、「豊かで持続可能な社会」の実現に貢献すべく、多種多様な用途を持つ商用車の特性を考慮し、それぞれの使われ方に最適な技術の開発と、エネルギーセキュリティーへの貢献を進めていくとしている。
東京地区希望小売価格は、車型QFG-CYJ78Bが2932万7000円(消費税抜)となっている。