SBSホールディングスが8月6日に発表した2021年12月期第2四半期決算によると、売上高2022億4400万円（前年同期比56.6％増）、営業利益139億6900万円（123.8％増）、経常利益139億3600万円（122.0％増）、親会社に帰属する四半期純利益78億900万円（89.0％増）となった。
物流事業は、売上高が1825億3800万円（55.3％増）、営業利益は81億7300万円（279.6％増）だった。
既存顧客との取引拡大に加え、高い物流機能を求める新規顧客の獲得に注力した。
また、SBS東芝ロジスティクを新たに連結子会社での追加、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で大きく落ち込んでいた企業間物流の海外を含めた回復傾向、即日配送事業でのEC需要の取り込み、生活物流・ネットスーパーなどの需要拡大を要因に、物流事業は堅調に推移した。
不動産事業は、売上高が159億2400万円（92.9％増）、営業利益は56億8000万円（44.6％増）となった。
同社では、将来の投資に向け物流不動産を流動化し資金を回収しており、流動化に伴う収益を不動産事業に含めている。
今回、物流不動産の流動化として、第2四半期で、南港物流センター（大阪市）の信託受益権の譲渡を実施。これに伴う収益が前期の物流不動産流動化の実績を上回ったことで、増収・増益となった。
その他の事業（人材派遣、マーケティング、太陽光発電、環境）は、売上高が37億8000万円（11.8％増）、営業利益は2億2200万円（46.8％増）だった。
通期は、従来の業績予想を上方修正し、売上高4000億円（55.5％増）、営業利益200億円（82.5％増）、経常利益195億円（79.2％増）、親会社に帰属する当期純利益107億円（56.7％増）を見込んでいる。
