三菱ふそうトラック・バスは8月23日、販売代理店のチュオンハイ・オート・コーポレーションを通じて、新型コロナウイルス感染症対策としてベトナム政府に小型トラック「キャンター」126台を寄贈したと発表した。
ベトナム市場向けの「キャンター」は、川崎工場からノックダウンキットとして出荷され、ベトナムのクアンナム省に所在するチュオンハイ・オート・コーポレーションの工場で組み立てられている。
今回、チュオンハイ・オート・コーポレーションは、ベトナム政府による民間企業への支援要請に応え、ワクチン輸送用の4.99トン「キャンター」63台と、移動式ワクチン接種・検査施設としての利用が可能な6.5トン「キャンター」63台を寄贈した。これは総額1500億ドン(約7.2億円)に相当する。
寄贈した車両には、ワクチン輸送に必要な冷蔵機能や、荷室エリアへの行き来をサポートするリアステップなどのカスタマイズが施されており、2022年3月末までにワクチン接種率7割を実現するというベトナム政府の目標達成に向け、同国の各地で運用される予定。