川崎汽船は10月7日、同社が傭船し運航する鉱石専用船の海難事故を想定した大規模事故対応演習を実施した。
演習では、鉱石専用船が東京湾口を航行中、内航貨物船と衝突し、負傷者が発生するとともに漏油が生じるというシーンを想定。本社に事故対策本部を設置し、船主、船舶管理会社と対応を協議、社内外関係者との連携や情報共有の体制を確認し、模擬記者会見を行うまでの一連のプロセスを実施することで緊急対応体制の確認を行った。
今回の演習では、在宅勤務体制下の社員が多数いる想定のもと、オンラインツールを活用した連絡体制についても確認。また、事故に関する模擬記者会見を対面とオンラインで同時開催し、記者役から多くの質問がなされ、本番さながらの緊張感のある模擬記者会見となった。