トヨタ自動車は10月15日、11月の生産計画を発表した。
それによると、11月のグローバル生産台数は85~90万台(前年同月83万台、2021年9・10月50~60万台)を見込んでいる。
当初、トヨタは11月の生産計画について9~10月の挽回生産分を織り込んで100万台レベルを目指していたが、一部で部品不足の影響が残ることから、国内で5万台、海外で5~10万台、グローバルで合計10~15万台を下方修正する。
これに伴い、国内では本体の堤工場やトヨタ自動車九州の宮田工場など、全14工場28ライン中、4工場6ラインで最大5日間の稼働停止を予定している。
トヨタでは、部品不足に対して今後も関係仕入先と対策を図っていくとともに、半導体逼迫の長期化を見据えて可能な限りの代替検討を進めることで、生産の安定化を目指す方針。
なお、2021年度の通期生産台数見通しについては、東南アジアで新型コロナウイルスへの規制緩和が図られてきていることや、9月と10月の減産幅が前回公表時から10~15 万台縮小できる見込みであることから、引き続き900万台レベルの維持を見込んでいる。