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日本GLP/77億円投じ、滋賀県湖南市で4.2万m2の物流施設開発

2021年10月27日/物流施設

日本GLPは10月27日、滋賀県湖南市で総延床面積が約4万2000m2のマルチテナント型で先進的物流施設の「GLP栗東湖南」の開発を行うと発表した。

<「GLP栗東湖南」完成イメージ>
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<関西エリアでの今後の開発予定>
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「GLP栗東湖南」は、「GLP野洲」に続き日本GLPが滋賀県下で開発する2棟目の物件となり、マルチテナント型としては初となる。なお、「GLP栗東湖南」は2022年2月に着工、2023年3月に竣工を予定している。総投資額は約77億円。

施設の特徴としては、日本GLPがこれまで蓄積したマルチテナント型施設開発のノウハウを活かし、最大6テナントが入居可能で、小規模なスペースニーズにも対応するマルチテナント型物件を計画。高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化への装備など、効率的なオペレーションを実現する。

また、アメニティとしてはエントランスやカフェをはじめとする共用部に洗練されたデザインを取り入れて居心地の良さを演出するほか、大型シーリングファンやパウダーコーナーを設置するなど働く人の快適性を追求し、雇用の安定を図る。

環境配慮面では、太陽光発電を自家消費し、補完としてのグリーンエネルギーの購入と合わせて、再生エネルギー100%の達成を目標とする高い環境配慮型の施設とする。BCP面では、地震対策として耐震性能の高いブレース材を採用し安全性を確保するほか、24時間稼働の非常用発電機の装備や浸水・液状化対策を講じることにより事業の継続性を確保している。

「GLP 栗東湖南」の周辺には物流関連企業が多く、工業集積地として製造業や3PL企業からの先進的物流施設への潜在需要が見込めるエリア。同社では、他ディベロッパーの進出も少なく、今後賃貸物流マーケットが大きく伸長するとみている。

立地は、名神高速道路「栗東湖南IC」から約4km、新名神高速道路「甲賀土山IC」から約28.1kmと滋賀県内だけではなく、京都・湖南エリア配送に適した立地であり、名阪の中間地点の物流拠点として最適な立地にある。また、JR琵琶湖線「草津駅」から約12.6km、JR草津線「石部駅」から約1.5kmと通勤が便利なことに加え、周辺には住宅地があり、将来的な人口増加も見込めることから、雇用確保の観点からも好立地と言える。

日本GLPの帖佐 義之社長は、「『GLP栗東湖南』は当社にとって滋賀県で初めてのマルチテナント型物流施設の開発になる。名阪の中間に位置し、両都市圏への広域配送および京滋地区へのエリア配送拠点として最適な立地。今後、物流拠点としての発展が期待される地域であり、ここに新たに賃貸物流マーケットを切り拓いていきたいと考えている。日本GLPの賃貸物流施設づくりと運営のノウハウ、そして実績を活かした施設仕様・サービスを通して新しい価値を提供し、地域のビジネスの発展に貢献していく」と述べている。

■ 施設概要
施設名:「GLP 栗東湖南」
所在地:滋賀県湖南市石部北5-1-1
敷地面積:約2万800m2
延床面積:約4万2000m2
構 造:地上4階建て、鉄骨造/耐震造
着工:2022年2月(予定)
竣工:2023年3月(予定)
認証取得:CASBEE(新築)認証、ZEB Ready認証、BELS認証(予定)

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