NTTロジスコは12月3日、「2021年度ロジスコグループ優良事例報告会」を11月18日~19日の2日間にかけて開催したと発表した。
NTTロジスコグループでは、生産性・サービス品質向上を目的として、日頃からTPS(トヨタ生産方式)の手法をベースとしたLGPS(LoGisco Production System:ロジスコ生産方式)に基づく5S・改善活動に取り組んでおり、2010年より毎年活動成果の報告会を開催している。
前回までは「物流センター改善報告会」として開催していたが、2021年度からは物流センターに加え本社各部署も参加しグループ一体となった「優良事例報告会」として、ミッションである「顧客に満足してもらえる安全かつ最先端の物流」と「顧客のサプライチェーン最適化に貢献」をテーマに、参加者の間で活発な意見交換が行われた。
その結果、1位となった名古屋物流センターは、「ロジメーターとWMSを利用した生産性の向上施策」を発表。
見える化ソリューション「Logimeter」より抽出した作業者毎の生産性データから最も生産性の高い作業者をモデルスタッフとして設定、モデルスタッフの作業を動画で検証し、他のスタッフとの作業の相違点を抽出。ピッキング・検品作業の標準化、作業レイアウトの改善等複数の改善施策を進め、作業者全員の作業の標準化と生産性向上を実現した。
2位の掛川物流センターは「四位一体による商品破損事故撲滅に向けた取り組みと共通課題の解消に向けた生産性向上の取組み」、3位の堺物流センターは、「簡易ツールを構築して生産性向上へ 」。
NTTロジスコグループは、今後もLGPSの実践を通して改善・標準化を進め、顧客に安全かつ最先端の物流を提供するとともに、サプライチェーンの最適化に貢献していくとしている。
KURANDO/Logimeterをシーネットの物流KPI分析アプリケーションと連携