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アマゾン/10万m2の西日本最大の物流拠点を尼崎に開設

2022年03月22日/物流施設

アマゾンは3月22日、兵庫県尼崎市にアマゾン尼崎フルフィルメントセンター(FC)を開設したと発表した。

<アマゾン尼崎フルフィルメントセンター>
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尼崎FCは、商品保管容量約100万立方フィート、延べ床面積は10万m2以上で、規模は東京ドーム2個分以上、西日本最大のアマゾンのFCとなる。このFCの開設により、2000人以上の雇用機会を創出し、尼崎市を中心とした地域社会のさらなる発展に貢献するとしている。

アマゾン尼崎FCは、性別、年齢、国籍などあらゆる背景を持つ人々に、多様な雇用機会を創出する。FC内の安全衛生を管理するセーフティー、物の流れや出荷期限を管理するエリアマネージャー、またテクノロジーを使って商品のピッキング、梱包、出荷作業を担うポジションなど、30種類以上の職種がある。研修やスキルアップの機会を通じて学習し、成長する機会もある。また、定期的な地域との交流を通じて、特に子供たちへの学びの機会を創出したいと考えている。

この開設により、アマゾン全体の商品保管容量は、国内の20か所以上のFCにおいて、1500万立方フィート以上になった。この商品保管容量の大幅な増加により、日本全国の販売事業者は、全国のより多くの顧客に商品を届けることができるようになる。

アマゾン尼崎FCでは、働く人々にとってより安全かつ効率的に作業できるよう、「Amazon Robotics (アマゾンロボティクス)」や先端技術を導入している。Amazon Roboticsは、商品棚を持ち上げて働く人々の元に移動するロボットで、在庫商品を保管し、顧客の注文に応じて商品をピッキングする時間を削減することができる。

また、最大で40%多くの在庫を保管することができるため、より豊富な品揃えを提供することができる。これにより、フルフィルメントby Amazon(FBA)を利用して日本全国の顧客に商品を届ける中小規模の販売事業者に、より幅広いビジネスチャンスを提供することが可能となる。

また、アマゾン尼崎FCには、アマゾンが日本で改良した自動荷合わせシステムを導入している。これにより、効率性が向上し、より働きやすくなる。

アマゾンジャパン合同会社の島谷 恒平FC事業統括本部長は「この度尼崎に新しい物流拠点を開設することを大変嬉しく思う。今回の開設により、地域に2000人以上の雇用機会を創出し、地域経済に貢献できると考えている。また、アマゾンは今回の物流拠点の拡充によって、これまで以上に幅広い商品の品揃えを全国の顧客に迅速かつ安全・効率的に届けることが可能となる。西日本最大のFCである尼崎FCは、最先端の技術を導入し、働く人々の安全と快適な職場環境を提供する。私たちは、地域の人々とともに商業を活性化させ、新たな雇用機会を創出し続けることを期待している」とコメント。

■概要
名称:アマゾン尼崎フルフィルメントセンター
所在地:兵庫県尼崎市
延べ床面積:10万m2以上
商品保管容量:約10万立方フィート

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