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キャピタランド・インベストメント/日本で3棟目物流施設94億円

2022年03月22日/物流施設

キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CLI)は3月22日、2020年11月に総事業費約94億円で日本での物流施設投資に参入して以来3件目の物流施設開発を計画し、このたび用地取得を行ったと発表した。

<(仮称)羽村市栄町3丁目計画 外観イメージ>
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首都圏における物流ハブのひとつである東京都羽村市内に立地し、4階建てとなるこの施設は2024年第2四半期に竣工予定。

今回CLIが開発に着手した最新の物流施設は国道16号線や圏央道を経由して東京都心部を含む周辺地域への優れたアクセスを誇る。最寄り駅から徒歩圏内にあり、また住宅地が近接しており、地域の労働力確保にも優れている。

東京・羽村市の最新スペックを備えたボックス型物流施設は、工業専用地域に所在し、トラックバース22台、トラック用20台、乗用車用 88台の駐車スペース、荷物用エレベーター4基、垂直搬送機4基を有し、延床面積(GFA)は約3万2000m2で、単一テナントもしくは複数テナントのどちらにも対応している。また、キャピタランド・グループが定めるサステナビリティ・マスタープランの2030年までの目標設定に沿って、グローバルポートフォリオをグリーン化するため、この物件は建築環境・省エネルギー機構が定める建築環境総合性能評価システム(CASBEE)でグレードAを取得できるよう、設計・建築される。

CLI(インターナショナル)ジャパンのタン・ライセン マネージングディレクターは、「CLIの強力なディール・ソーシング能力と国内のネットワークを通じて、日本での物流施設開発・運用の実績を築くために、我々はオフマーケットにおいてこの魅力的な投資機会を得た。急成長を遂げているE-コマースセクターに牽引され、日本においても物流施設への需要が今後も継続していくことを確信している。CLIは、今後もサスティナブルでデザインに優れた物流施設への投資機会を追求し続ける」とコメント。

また、CLI(インターナショナル)ジャパンの鳥越豪郎ロジスティクス・ヘッドは、「我々の3件目の物流施設は高い評価を得ると期待している。同地域の物流施設の空室率は引き続き低位にとどまっており、この施設の優れたアクセス性を踏まえ、需要の高まりが見込まれる。新しく先進的な物流施設に対する顧客からの需要の高まりを受け、我々は日本における物流施設開発の機会を引き続き見据えている」と述べた。

なお、3月15日、大阪府茨木市のCLIの物流施設計画の国内第2号物流施設の起工式が行われた。総事業費は約75億円、施設のGFA は約2万7000m2となる。

<(仮称)彩都6-2街区物流センター新築計画のイメージ動画>

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