住友ベークライトは4月11日、5月出荷分より鮮度保持フィルム「P-プラス」を値上げすると発表した。
昨今の原油・ナフサ価格の高騰により、ベースフィルムメーカー各社から値上げが打ち出されており、輸送費等の付帯費用も上昇しつづけ、これらは当面改善の見込みが立たない状況である。
同社は、構造改革を含めた継続的なコスト削減に鋭意努力をしてきたが、原料・物流経費のみならず、設備の維持費用も増加しており、今後の安定供給と事業継続を図るために原価低減の努力を懸命に続けているものの、自助努力だけで収拾するのは極めて困難な状況にあることから、今回の措置になったもの。
■概要
対象製品:鮮度保持フィルム「P-プラス」製品
価格改定幅:10%以上
実施時期:2022年5月出荷分より