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日本郵船/中国・CNOOCグループとLNG船6隻長期傭船契約

2022年05月02日/3PL・物流企業

日本郵船は5月2日、同社子会社を通じてCNOOC Gas and Power Singapore Trading & Marketing Pte. Ltd.と液化天然ガス(LNG)運搬船6隻の長期定期傭船契約を4月28日に締結したと発表した。

<LNG船イメージ図>
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<調印式の様子>
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<(左から)日本郵船 井浪康之LNGグループ グループ長、日本郵船 河野晃 専務執行役員、長澤仁志 社長、渡辺浩庸 執行役員>
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同時に滬東中華造船(集団)(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.)と本船の造船契約を締結。日本郵船にとってCNOOCグループとのLNG船の長期定期傭船契約締結は、初となる。この船は、2026年から2027年にかけて順次竣工し、主に中国向けのLNG輸送に従事する予定。

また、日本郵船は、中国の海運会社China Merchants Energy Shipping Co., Ltd (CMES)の子会社と基本合意書を締結し、この船を共同保有・管理する予定。同社は、CMESとのパートナーシップのもとCNOOCグループに安定・安全なLNG船輸送を提供する。

なおこの船は、燃料油及びボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する、次世代二元燃料機関「X-DF2.1 iCER」や、余剰ボイルオフガスを有効に利用する最新型の再液化装置を搭載している。

カーゴタンクは容量17万4000m3のメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現する。

■LNG船概要
積載容量:約17万4000m3
全長:約299.00m
型幅:46.40m
主機関:X-DF2.1 iCER
造船所:滬東中華造船(集団)
竣工予定:2026年から2027年にかけて順次竣工

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